MRAMを試す ( MR25H256ACDF )

ちょっと,技術的なブログを書いてみます.

マイクロマウスでは,迷路情報を記憶させる必要があります.多くの人は途中で電源が切れてもいいようにマイコン内のFLASHやSDカードなどのEEPROMといった,不揮発性メモリを使っているようです.

しかし,僕は自身の研究テーマでもあるMRAM(Magnetic Randam Memory)を使ってみようと思います.

RAMというとSRAMDRAMといった揮発性のメモリを思い浮かべると思いますが,世の中には不揮発性のRAMが存在します.その一つがMRAMです.強磁性体の保磁力を用いて記憶をします.ここで詳しい原理を僕が解説するべきなのでしょうが,できないのでしません.

ということで試してみるICはMR25H256ACDF,Everspin technology社製です.この手のICは値段で絞るとあまり種類がなく,Digikeyでソートをかけるとこの辺りがよろしいかと思いました.これでも一個600円するお高いメモリです.書き込み周波数は40MHz(SPI),記憶容量は256Kb(32K×8)です.

電圧は3.3V,記憶は20年もつらしいです.これなら安心ですね.

 

ということでこれから試すフェーズに入ります.マウスに実装までいくといいな