東工大電電、最後のトランプが開催
トランプ大統領が中国と貿易戦争するかしないかで話題の昨今ですが、今日、東工大電気電子工学科では最後のトランプ(正式名:研究室配属調整会)が開催されました。
"トランプ"ってなに?
東工大の電気電子工学科では4年次に研究室配属が行われ、学士論文研究を行います。もちろん人気の研究室には人が集まり、志望者が定員の2倍とかになります。和解で決まればいいのですが、紛争が解決しない場合、GPAでも学科内順位でもなく、最後はトランプで解決します。なので、研究室配属調整会を通称、トランプと呼ぶのです。
やり方は、いたって簡単。束の中からみんなで引いてそのマーク、数字によって順位が決まります。つまり抽選ってことですね(笑)
それって今まで頑張った人が不利じゃね
まったくもって、その通りで、過去には学科内1位の人が、トランプで負けてすずかけ台の研究室に行ったこともあるとか*1。
しかし、教授方の中には、異分野の研究室との出会いを大切にしたいトランプ保守派がいるらしく、他学科が学力による配属調整を行う中、トランプが続いてきました。
その終止符が打たれる。
東工大では、教育改革を行っているので学科から系に名称が変わります。よってH30年度の研究室配属は、電気電子"工学科"として最後の開催となりました。電気電子"系"となる来年度(16の代)の研究室配属からは、トランプは廃止になり、GPAなどによる学力指数によって調整がされるそうです(聞いた話)。これがいいか、悪いかはよくわかりませんが、ぼくは第1志望の研究室にトランプなしで円満に決まったので満足であります!
最後に
今回、ブログに書こうと思ったのは、研究室配属をかけた熱いトランプがあったことを後世に伝えたいと思ったからです。 最後に実際に使われたトランプの写真を載せて終わりたいと思います。ではまた。